永康区

大湾広護宮

大湾広護宮(大灣廣護宮)は1679年に建立されました。広恵聖王を祀り、地元の人々からは「王公廟」と呼ばれます。台南市の旧市街地から現在の新市街地までの主要道路沿いに位置しており、交通の便も良いため、多くの参拝客が訪れます。広護宮の中で一番有名なのは、祭典時に登場する芸陣、大灣蜈蚣陣(大湾ムカデ陣)で、文化的景観を好む写真家たちがこぞってカメラを構えています。
広護宮周辺は、大湾の生活に根ざしたマーケットでもあり、にぎやかな生鮮市場、有名な花生糖(ピーナッツバー)、おいしい水煎包(焼き肉まん)などがあります。週末に開かれる大湾夜市も、地元の人々に愛される知る人ぞ知る夜市です。

大地化石鉱石博物館

大地化石鉱石博物館は1993年に設立された小型の私設博物館です。館内は化石と鉱石の二大テーマで展示されています。台湾で発掘された化石や鉱石のほか、世界各地で出土した珍しい化石や鉱石標本も分類して展示されており、分かりやすい解説があります。展示スペースは広々として明るく、落ち着いた雰囲気で、駐車場も完備されています。
創立者は化石や鉱石に関する知識や、古生物学と鉱石学の研究を広めようと、採集、整理の経験や研究を通して得た知識を博物館に展示し、各界や学術機関向けに公開しています。付近の学校がよく校外学習に利用しているほか、海外からわざわざ足を運ぶ専門家も少なくありません。

立康中草薬産業文化館

立康中草薬文化館(立康中草藥文化館)には、台湾先住民の間で百年以上受け継がれてきた痛み止め薬の発展史、古文物、そして百種類以上の本場の漢方薬が展示されています。参観の際は、専門の解説員がわかりやすい言葉で漢方薬をどのように生活に取り入れたら良いかを紹介してくれます。中国の東洋医学界を代表する人物の紹介がタイムトンネルの入り口。現在の一般的な湿布は、昔は「狗皮藥膏」と呼ばれた膏薬が徐々に改良されたものです。館内では狗皮藥膏の半製品や製造機械を見ることができます。

【台疆祖廟】大観音亭

1678年に建てられた大観音亭は、当局が建てた廟の中で初めて観音菩薩を祀った廟です。1679年に建立され、主神に保生大帝を祀る興済宮と同じ場所にあります。仏教、道教が合わさり、特殊な景観をもたらしています。観音亭では、威厳を放つ仁王像が両側に立ち、慈愛に満ちた金色の観音菩薩は中央に置かれ、参拝者の心を鎮め和やかにします。 近年、台南では月下老人への良縁祈願が大きなブームとなっており、大観音亭の配神である月下老人は参拝客が後を絶ちません。大観音亭の月下老人は、府城の四大月下老人の中で一番口が大きいのが特徴です。人相学では厚く大きな唇が「嘴大吃四方」(グルメ好き)と言われることから、信徒からは「嘴大説四方」(話好き)の仲人上手な月下老人と言われています。これまでに数多くの男女が結ばれており、「說媒観音」(仲人観音)とも呼ばれています。大観音亭の中で、観音菩薩に次いで多くの人が参拝する神明です。

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