南化区

南化烏山タイワンザル区

タイワンザル区(台灣獼猴區)は南化区烏山でハイキングとカフェタイムが楽しめる一押しのスポットです。ここには100匹以上のタイワンザルが生息していますが、この楽園でサルたちが安心して暮らせるのは、「サルじいさん」こと林炳修さんのおかげ。果物などをせっせと山に運んでサルに与える林さんの眼差しは愛にあふれています。林さんを筆頭にした、こうした保護活動の甲斐あって、現在はハクビシン、リス、野ウサギなどの数も増えています。 タイワンザルは餌付けされていますが、野生動物の野性も持ち合わせています。危険ですので、刺激しないようにしてください。

玉山宝光聖堂

省道20号線を南化ダム(南化水庫)、甲仙区方面へ進むと、南横公路に入って間もなく、金色に輝く巨大な廟堂が見えてきます。玉山宝光聖堂(玉山寶光聖堂)は一貫道の宝光組玉山支脈の道場の一つで、南台湾最大の一貫道の道場です。敷地は広大で、山に沿って建てられており、見晴らしは最高。廟堂の最高地点からは南化の街やくねくね曲がる南横公路の絶景が見渡せます。
宿泊施設の建物の下層には、宝光文物館(寶光文物館)があり、貝殻、書画、民俗からなる三大分野のコレクションが収蔵されています。寺には、関帝、呂洞賓、弥勒菩薩、東嶽大帝などが祀られており、巨大な彫像や壁の彫刻を見ることができます。中でも「清明上河図」の浮き彫りは見逃せません。

烏山登山歩道系統

南化区に位置する烏山は台南と高雄の境界線に当たります。烏山登山歩道(烏山登山步道)は、北から南まで全長約12キロメートル。緩急があり、所要時間は9〜10時間程度です。トレッキング客に人気があるのは、金光山厚德紫竹寺の後方にあるコースで、早朝から多くの人が訪れます。寺の前から眼下に広がる嘉南平原が望めるほか、烏山歩道を登れば更に視界が開け、平原だけでなく遠く高雄の山々を見渡すこともできます。紫竹寺のコースの北側は比較的なだらかで、距離はあるものの平らなコースです。途中には東屋などの休憩所もあります。南側のコースは、距離は短いですが急勾配になっているので、体力に自信がある人に向いています。どちらも烏山の稜線の高所に到達でき、最高の見晴らしと山登りの楽しさが味わえます。

南化ダム

台南から台20号線を甲仙方面へ進むと、青々とした湖に思わず目がいくことでしょう。

南化ダム(南化水庫)は、台南の重要な水源であるだけでなく、人気のレジャースポットであり、歴史の地でもあります。ダムの下方は、タパニー事件の戦場となった場所です。ここには軍史公園、環境保全公園、親水公園などが整備されており、まとめて「源之旅レジャー公園(源之旅休閒公園)」と呼ばれています。

ダム沿いの市道南179 号線を北上すると、台南の一番はずれにある村、関山里に到着します。道中には人知れない秘境の数々を見つけることができるでしょう。関山里に着いたら、ぜひ黒糖農園を訪れ、昔ながらの製法で黒糖を煮詰めて作る工程を見てみましょう。ディープな旅にぴったりのスポットです。

微風山谷芸術村

南化の田舎道を歩くと、曲がり角をいくつか曲がった先に、山々に囲まれた村があります。四方に緑豊かな竹林の丘があり、そよ風が吹いています。ここは微風山谷芸術村です。

村のあちこちを飾るのは、滞在する陶芸アーティストとこどもたちが力を合わせて完成させた彩陶で、コミュニティーのイメージがあちこちに散りばめられています。丘に囲まれていることから、南化区の中でも人知れない村と言えます。宮崎駿監督の映画『千と千尋の神隠し』で見たような、流木やリユース建材を使って建てられた微風山谷民宿は、村を代表する建物です。静謐に包まれた美しい村は、一度足を運んでみる価値がありますよ。

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