七股区

国聖燈塔

七股のクロツラヘラサギ生態展示館前の道路を西へ進み、堤防を過ぎて道沿いに右へ曲がると、遠くの海岸にぽつんとそびえ立つ国聖燈塔(國聖燈塔)が見えます。ここは、台湾本島の最西端にあたります。

一般的な灯台と異なり、国聖燈塔は鉄塔で、高さは約32.7メートル。頂頭額沙洲に隣接し、蒼茫たる景観や変化に富む夕暮れ時の空、夜には星空を背景にした灯台の景観が楽しめ、毎日数多くの写真愛好家が撮影に訪れます。近年は、インスタグラムのユーザーがこぞって訪れる人気のチェックインポイントになっています。異国風情あふれるスポットです。

南湾埠頭遊憩区

七股潟湖の最南端に位置する南湾埠頭(南灣碼頭)は、マングローブや網仔寮汕(砂州)を眺める絶好のスポットです。埠頭には展望台のほか、遊覧船乗り場もあり、船に乗って網仔寮汕や頂頭額汕(砂州)に行くことができます。船上からはシオマネキ、水鳥、マングローブなどの多様な生態のほか、美しい潟湖やカキの養殖棚、砂州の景観が楽しめます。潟湖は部分的に水深が膝の辺りまでしかない場所があり、パイプ筏で通る際には、ここで船を降ります。砂浜で貝を探したり、シオマネキを観賞したりと、七股潟湖の生態の旅が楽しめます。所要時間約2時間。

台江六孔管理処(ビジターセンター含む)

六孔埠頭は、美しい夕焼けが楽しめるスポットです。埠頭では、船に乗って七股潟湖のスポットを回れるほか、そばにある台江国家公園(台江國家公園)の管理処には、ビジターセンターが設置されています。ここは、毎年開催される七股海鮮フェスティバルの主要な開催場所になっています。一番人気があるハマグリ採り体験イベントが始まると、各地から親子連れが集まり、ズボンの裾をまくって水の中に入り、ハマグリ採りを楽しんでいます。イベントでは、みな岸に並んで、開始の瞬間を待ち構え、開放時間になると、一斉に裸足で浅瀬に入ります。バケツいっぱいの収穫を期待しながら、足の裏で泥の中にいるハマグリを感じ取るユニークな親水体験ができ、楽しさのあまり帰りたくなくなってしまう子もいるほどです。

クロツラヘラサギ保護区

曾文渓の河口付近に形成された砂州や埋め立て地には、豊かな河口生態系が形成されており、世界的にも希少な鳥類であるクロツラヘラサギも生息しています。毎年9月末になるとクロツラヘラサギが北方から次々に訪れ、ここで冬を越した後、翌3月に再び北へと飛び立っていきます。これは秋冬にしか見られない貴重な光景です。クロツラヘラサギが魚の養殖場や潟湖などの浅瀬でゆったりと獲物を探す姿は必見です。

クロツラヘラサギ保育センター(黑面琵鷺保育中心)は緑の建築様式を採用し、潟湖の上に建てられています。屋根の上に草地を作り、光の反射で鳥を驚かさないように配慮しています。また、外側のガラスには木板を加え、生態系に配慮した建築デザインになっています。保育センターから海岸へ進む道沿いには観察小屋が設置されており、望遠鏡を覗けば優雅に舞う鳥たちの姿を見ることができます。静かに鳥を眺めるだけで癒されますよ。小屋ではボランティアスタッフが、クロツラヘラサギの生態を紹介しています。

七股塩山

塩山はメディアや雑誌が競って紹介する人気のスポットです。海浜に真っ白な塩の山がそびえる様は、七股を代表する景観です。 近年の行事では、塩山の先端に大きなマスコットが置かれます。招き猫に始まり、天使やかわいいフクロウ、ペンギンなどがあり、訪れた人は、大きくて可愛らしいマスコットにもっと近づこうと塩山を登っています。テーマが変わった後もマスコットは塩山公園内に残され、引き続き、旅行者を楽しませています。 景観だけでなく、塩山ではグルメも見逃せません。鹹冰棒(塩アイス)は、塩気と甘さのバランスが良く夏にぴったりのアイスです。一見、不思議な鹽滷咖啡(塩コーヒー)も後引くおいしさです。

七股潟湖

300年あまり前は台江內海だった場所で、地元では「內海仔」と呼ばれます。面積は約1600ヘクタール。観光筏に乗って遊覧するのがおすすめです。筏からは牡蠣の養殖棚や定置網、釣り客を乗せた小舟、潟湖周辺のマングローブ、シラサギやシオマネキが見られます。冬の渡り鳥の季節には水鳥のウが養殖棚の上で陽光を浴び、羽が乾くのを待ってから水中の獲物を狙う様子などが観察できます。

最後に観光筏は孤立した外海の砂州「網仔寮汕」に到着します。ここでは無人島探検や壮麗な台湾海峡の眺望が楽しめます。

帰りの船では、船主が焼き牡蠣などの新鮮な海鮮物でもてなしてくれることも多く、至福のひとときが過ごせます。観海楼前にあるZ型の牡蠣の養殖棚は人気の撮影ポイントです。夕日観賞にも絶好の場所ですよ。

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