公園綠地

白河のハス畑は、白河区のあちこちに点在していますが、一面のハス畑を見るなら、蓮花公園がおすすめです。公園は、歩道や駐車場、トイレが完備されており、旅行者にも利用しやすい環境が整っています。
広大なハス畑は、まさにハスの海を思わせる壮観な眺めです。風に揺れる一面のハスのやわらかな動きは、さながら波のようです。一番の観賞地点は、蓮池中央にある東屋です。ハスに囲まれた優雅な趣の中に腰を下ろすと、一本一本のハスがよく見え、背景には青い空、白い雲、生い茂る森の緑が広がります。ハス観賞の特等席ですよ。
見るだけでは物足りない人は、公園を出て蓮花大道にあるハス農場に足を延ばしてみましょう。ハスの実を買ったり、オオオニバスの大きな葉に座ったりできるほか、レストランでは白河名物のハスの花の料理に舌鼓を打つこともできます。きっと大満足できるはずですよ。

関子嶺温泉エリアの近くにある六重渓温泉は、関子嶺温泉ほど有名ではなく、知る人ぞ知る穴場の温泉地です。六重渓温泉の源泉は約35度と高くなく、泉質は関子嶺の泥温泉に似ています。泥の含有量が高く、気泡を帯びた泉質は炭酸水素塩水に属します。湧出量が少ないため、現在は千霞園民宿しか温泉権を取得しておらず、静かな温泉景勝地になっています。
六重渓は平埔族の活動区域で、上流には九重渓の滝(九重溪瀑布)があります。現在は、平埔族の伝統的な文化を保存するため、ここに六重渓平埔文化園区が設立されています。「公廨」と呼ばれる役所も再建し、この地の文物や伝統文化を保存しています。

新営に長く暮らす人々は民治市政センター(民治市政中心)前にある南瀛綠都心5号公園(南瀛綠都心5號公園)に深い思い入れがあることでしょう。80年あまりの間、新営周辺の主な活動はここで開催されてきました。地域に密接に関わってきた場所です。
公園の中を歩くと、さまざまな色のシカのイラストに気付きます。平埔族がここに居住していた頃、平原に群れをなしていたタイワンジカを象徴したもので、公園を訪れた人の多くが、それぞれのシカの写真を収集するように撮っています。建物から机や椅子までモダンアートの雰囲気で、花々が広い草地を彩り、大きな池には白いガチョウが悠然と泳いでいます。北台南でピクニックを楽しむにはもってこいの場所ですよ。

民治市政センターは台南市が中央の直轄市になった後、範囲の広い台南北部区域において、重要な市政センターになっています。建物は、広く美しい南瀛緑都心公園に面していて、前方の広場には可愛らしい音楽噴水池があり、地元住民が天気のいい日に子どもを連れて訪れる格好の場所になっています。特別な祝日には、広場にはさまざまな装飾が施され、時間を忘れて記念写真を撮る人も少なくありません。1階ロビーにはカフェもあり、座って一休みすることもできます。役所であるだけでなく、レジャースポットとしても利用されています。

葫蘆埤は1770年に掘られた歴史ある灌漑貯水用池で、当時は「番子田埤」と呼ばれました。後に、その間に道路が作られ、紐を結んだヒョウタンのように見えることから「葫蘆埤」の名が付けられました。周辺では菱の実が栽培されていて、農夫が小船を漕ぐ様子が見られます。その景観は「菱香舟影」として、新南瀛八景にも数えられています。「水の妖精」と呼ばれるレンカクも豊かな生態の中で繁殖しています。高鉄(新幹線)に乗り台南に入ると見えてくる湖上の赤い吊り橋は、菱の実のように弧を描き、カエルの鳴き声がこだます田野の風景に溶け込んでいます。
赤い吊り橋をバックに舞うレンカクやシラサギ、一面に広がる菱田が田舎の風景をより味わい深くしています。カエルの鳴き声があちこちで聞こえるのは、豊かな生態系である証拠。湖に浮かぶ島からは360度のパノラマ景観が楽しめ、展望台では湖の広さを実感することができます。湖の周回歩道を歩けば、時間がゆったりと流れる田舎の旅が満喫できます。

新幹線(高鉄)で台南官田を通ると、遠くに見える池にかかる赤い吊り橋に気付くでしょう。凌波吊橋は葫蘆埤にかかる吊り橋で、シンプルながら優雅な趣を漂わせています。凪の夕暮れには、黄金色に輝く葫蘆埤の水面に、吊り橋が映し出されます。まるで夢を見ているような幻想的な光景です。葫蘆埤は台湾の希少鳥類であるレンカクの重要な生息地です。「水の妖精」(凌波仙子)と呼ばれるレンカクにちなみ、「凌波吊橋」と名付けられました。

台南都会公園は、台湾で三番目に大きい都市公園で、唯一博物館を擁する都市公園でもあります。どの角度から見ても、白く壮麗な奇美博物館が、まるでヨーロッパの公園にいるような気分にさせてくれます。公園には緑あふれる美しい景観池が広がっており、さまざまな鳥や小動物が生息しています。群れを成すハクチョウが優雅に泳ぐ姿もよく見られます。また水辺では、シラサギが羽を休め、餌を探しています。自然工法で造られた公園は、どこを見ても生気にあふれています。 公園内の桟道沿いに歩くと、開けた眺望が楽しめます。自然景観があるだけでなく、各所にオブジェが置かれ、面白みを添えています。ウェディングドレスを着たカップルが公園でロケーション撮影をしていることも多く、幸福感あふれるレジャースポットになっています。

余清芳らが起こしたタパニー抗日事件(噍吧哖事件)の記念碑で、玉井区の虎頭山にあります。1915年に勃発したタパニー事件で、当時の虎頭山は抗日運動の基地になり、激戦の地になりました。事件の犠牲者は数知れません。この悲惨な歴史的事件の記憶は、時とともに薄れ、今では虎頭山に烈士たちの戦いを記したこの記念碑が残っているだけです。
また、虎頭山は玉井区を訪れる旅行者に人気の景観地でもあります。マンゴーの生産が盛んな斗六仔山からは玉井区の景観が一望でき、夜には山肌の街の美しい夜景が楽しめます。記念碑の周辺にはカフェが林立しており、どの店も景観やメニューに特色があります。ロマンチックなデートや景色を楽しむのにもってこいの場所です。

探索教育公園の敷地面積は約6ヘクタール。台湾最大の本格的なアスレチック場です。近隣の社教センター(社教中心)と合わせ、永康文化教育特区を形成しています。公園内には広い芝生があり、木々が木陰を作っています。設備が整った公園には、よく付近の住民がこどもを連れて遊びにきています。一般的な公園の遊具のほか、比較的難易度の高いロッククライミング、そして本格的な低空アスレチック施設などが揃っています。ただし、アスレチック施設は難易度が高いため、安全を考慮し、専門的な装備及びコーチ同伴での使用が義務付けられています。そのため、現在アスレチック施設の使用には申し込みが必要ですので、ご注意ください。

1661年は台湾史において重要な年で、鄭成功が台湾に上陸し、この地を支配し始めました。当時、鄭成功は鹿耳門から台湾に上陸したと伝えられています。鄭成功の第一歩となったこの場所に、鄭成功の功績を記念して、正統鹿耳門聖母廟が土地を寄付し、鄭成功記念公園が建てられました。公園の入り口に立つと迫力ある紅い牌楼や、威厳あふれる鄭成功の銅像、高くそびえる鹿耳門上陸記念碑が見えます。ここは、台湾開発の始まりの地と言えるでしょう。