生態教育

関子嶺風景区は、白河区の東側に位置する台南の有名な観光スポットです。周囲を枕頭山、虎頭山、大凍山、鶏籠山などの山々に囲まれ、のんびりとした静かな風景が広がっています。風景区周辺の沿線には水火同源、火山碧雲寺、東山珈琲、温泉老街、閑雲橋、火王爺廟、嶺頂公園、宝泉橋、新旧好漢坂遊歩道などの休憩、観賞スポットがあり、いずれも関子嶺で必ず訪れるべき観光スポットです。

関子嶺温泉公園

関子嶺温泉は日本統治時代から有名になった、陽明山、北投、四重渓と並ぶ台湾四大温泉の名湯です。泉質は弱アルカリ性炭酸泉に属し、温度は約摂氏75度、温泉の色は灰黒色で、泉質に塩類と硫黄、さらに泥を多く含むため、入浴はできますが飲めません。温泉に浸かると全身リラックスし、肌がやわらかくなめらかになります。史誌の記録によると、関子嶺温泉は美顔美容、健康増進といった効果がある天然の泥温泉で、「天下一の霊泉」と称されています。

宝泉橋は関子嶺温泉の水源を訪れるために必ず通る吊り橋で、一周わずか10分程度の道のりです。泥温泉の水源には危険防止の柵が設置されており、中に入ることはできません。

台南の気候は温暖で、一年を通して春のような暖かさです。そのため、寒い季節に山を覆う紅葉を見るのは難しいですが、唯一、関子嶺の紅葉公園では見ることができます。標高が高い関係で、気温が十分低くなることで、紅葉樹は徐々に色付きます。12月下旬頃になると、山全体が赤や黄色に彩られたロマンチックな景観に包まれ、冬の関子嶺観光の必見スポットになっています。温泉に浸かった後、紅葉林をそぞろ歩けば、しっとりした風情が満喫できます。また近年は、公園に蜜源植物を植えるなど、チョウの生態環境の整備に力が入れられており、ルリマダラなど数多くのチョウが生息しています。冬にはカエデ、春夏にはチョウが目を楽しませてくれます。

1965年興建的白河水庫是關子嶺山腳下有如一顆綠寶石般的水域,湖光山色一片綠意,園區內林木濃蔭,水面碧波蕩漾,走在區域內空氣清新,也能感受到湖面吹拂而來的涼意,湖岸邊的小丘平緩,視野遼闊,清晨常見白鷺鷥與各種水鳥在水岸邊覓食飛舞,直到黃昏時又成群飛回林間棲息,一整天不斷變換的天色光影在水面上幻麗的轉換著,景緻畫面讓人心情不自覺的放鬆,是一處兼具觀光休閒與民生灌溉的水庫,更能與關子嶺景點相互結合成完整的旅行路線。

1965年に建設された白河ダム(白河水庫)は関子嶺の麓にあるエメラルド色のダムで、一面緑に包まれた美しい自然景観が楽しめます。木々が鬱蒼と茂り、水面がきらめき、空気は新鮮で、湖面からは涼しい風が吹き上げます。湖岸にはなだらかな丘があり、視界が開けています。早朝にはシラサギなどの水鳥が獲物を探し、夕暮れ時には群れになって森へ帰っていく様子が見られます。水面には、一日中絶え間なく変わる空の色が映り、幻想的な光景に心が落ち着きます。レジャー観光と灌漑機能を兼ね備えたダムであり、関子嶺の名所巡りの際にはぜひ立ち寄りたいスポットです。

毎年春になると、多くのメディアがこぞって紹介する有名なキワタ並木です。明るいオレンジ色のキワタの花が道沿いに続く光景は、とても目を引き、世界の美しい並木道15選にも選ばれています。

キワタの花道を歩いていると、時々おもしろい”サプライズ”が起きます。それは、落下するキワタの花爆弾です。硬くはありませんが、頭に命中すると少し痛いので、無事に通り抜けられたらラッキーと言えるでしょう!キワタの花道は二台の車が通れる幅しかないので、車を停めて観賞するのはやめましょう。このような景観の中では、農業用車に通行の権利を譲る方が絵になりますね。

2004年に設立された現在世界最大のランの温室栽培施設の集積地です。毎年2〜3月にかけて催される台湾国際ラン展には、世界各国から関連産業関係者が観賞や商談に訪れます。観光客も多く、競うように台湾で栽培された高品質なランを観賞したり、購入したりしています。毎年異なるラン展のテーマに合わせて、クリエイティブ産業や高品質農業も出展し、世界三大ラン展の一つになっています。台南だけでなく、台湾の誇りと言えるでしょう。

「井仔脚瓦盤塩田」(井仔腳瓦盤鹽田)は北門に初めて作られた塩田であり、現存する最古の瓦盤塩田です。瓦のかけらがモザイクアートのようになっています。人件費がかかり過ぎることから、338年間続いた天日干し塩業は2002年に終わりを告げ、この地に広がっていた塩田は一時期風化していました。 その後、塩業文化を継承するため、塩田を復活させ、現在は台南海浜のもっとも特色あるスポットになっています。大勢の人が訪れる人気のイベントです。 夕日が瓦盤塩田に差すと、空の美しい景色が反映します。北門潟湖の水平線や雲の景観と合わせ、風景の美しい塩田周辺は、いつも三脚を構えてシャッターチャンスを狙う写真愛好家でいっぱいで、旅行者も後を絶ちません。住民たちの生活の思い出が蘇っただけでなく、旅行者が塩の天日干しや、天秤棒担ぎ、収穫を楽しめるようになっています。毎日異なる表情を見せる井仔脚塩田の夕日は、台南の海辺に来たら見逃せません。

双春浜海遊憩区(雙春濱海遊憩區)は、八掌渓と急水渓の間に位置する、台南市最北端の浜辺です。南鯤鯓代天府からは車で5分ほどの距離で、交通の便が良く、園内には豊かな生態系が形成されています。必見ポイントは南投の忘憂森林を思わせる「小忘憂森林」。白いトキワギョリュウの枯れ木が水面に影を落とし、美しい景観を織り成しています。結婚写真の撮影スポットとしても人気です。桟道に一歩踏み出せば、抗えない美しさが広がり、まるで不思議の国のアリスに登場する森に迷い込んだかのよう。桟道脇の水辺にはトビハゼやシオマネキが見られ、海岸にはさらさらの砂浜が続いています。人も動物も、ここで遊んでいると帰りたくなくなってしまう魅力的な場所です。いっそ、星空を眺められるキャンプ場の白いテントに一晩泊まっていくのもいいでしょう。

頑皮世界は台南の歴史ある、且つ唯一の動物園です。心のこもった飼育方法や経営理念は多くの旅行者に支持されています。園に入った瞬間、動物を身近に感じることができますよ。入り口ゲートではコンゴウインコが頭を揺らせて、歓迎してくれます。人気者のイルカ、キリン、ゾウなどは、専門の飼育員の指導を受けながら、近距離で触れることができます。生態教育を理念に掲げる、プロフェッショナルな動物園です。 広い園内は、遊覧車に乗って回ることもできます。園内では、動物に触れられるだけでなく、娯楽施設も数多く設置されています。また、あちこちに東屋やベンチがあるので、いつでも休憩することができるほか、レストランでお腹を満たすこともできます。

将軍区の大元帥廟に来ると、将軍渓の堤防が見えます。堤防に立つと、目の前には緑のマングローブが広がっており、将軍渓河口から内陸部へ続く様子は壮観です。マングローブは河口生態を育むゆりかごのような存在です。マングローブには、シラサギや各種水鳥、水面下にはシオマネキやトビハゼなどの浅瀬の生物が数多く生息しています。ナショナルジオグラフィックに出てくる生態系の楽園のような景観です。
また、夕暮れ時にはさらに絶景が楽しめます。金色の光の筋が将軍渓に降り注ぎ、マングローブもその光に包まれます。将軍区の見逃せないスポットです。

曾文渓の河口付近に形成された砂州や埋め立て地には、豊かな河口生態系が形成されており、世界的にも希少な鳥類であるクロツラヘラサギも生息しています。毎年9月末になるとクロツラヘラサギが北方から次々に訪れ、ここで冬を越した後、翌3月に再び北へと飛び立っていきます。これは秋冬にしか見られない貴重な光景です。クロツラヘラサギが魚の養殖場や潟湖などの浅瀬でゆったりと獲物を探す姿は必見です。

クロツラヘラサギ保育センター(黑面琵鷺保育中心)は緑の建築様式を採用し、潟湖の上に建てられています。屋根の上に草地を作り、光の反射で鳥を驚かさないように配慮しています。また、外側のガラスには木板を加え、生態系に配慮した建築デザインになっています。保育センターから海岸へ進む道沿いには観察小屋が設置されており、望遠鏡を覗けば優雅に舞う鳥たちの姿を見ることができます。静かに鳥を眺めるだけで癒されますよ。小屋ではボランティアスタッフが、クロツラヘラサギの生態を紹介しています。