1912年に建てられた旧台南地方法院(地方裁判所)の外観は、壮観な円柱と円形のバロック様式の屋根が特徴です。中に入れば採光に優れた美しいドーム屋根を見ることができます。太い円柱には精巧な彫刻が施され、床はヴィクトリア風の幾何学模様の色付きタイルになっていて、訪れた人は口々に感嘆の声を上げています。これらはすべて、森山松之助によるデザインです。 建物の中には現在、法廷、資料室、金庫室、勾留所が残されています。もともとは一棟の高い塔がありましたが、損傷が激しかったため取り壊されました。しかし、旧法院にはかつての塔をモチーフにしたオブジェが記念に飾られています。また、通称猫道と呼ばれるマンサード屋根は、人数限定の予約制で屋根裏見学が実施されていますが、なかなか予約が取れない人気ぶりです。このことからも旧台南地方院の建築の魅力の高さが窺えるでしょう。
id
4759
open_time
9:00~17:00(月曜休館)
入場無料
入場無料
address
700 臺南市中西区
geo
POINT (120.20105 22.98966)
district
lang
ja