西市場は台南の人々に共通する思い出の場所です。西門路に位置する公有市場で、1905年に建てられました。台南では「大菜市(西菜市場)」と呼ばれ、かつては南台湾最大の食材市場でした。もとは木造だった市場は、長い歴史の中で何度も改修され、現在の姿になりました。もっとも賑わっていた頃には、市場の2階には高級レストランもありました。市場内では、6桁の電話番号が印字された古い看板が見られるほか、屋根には、不規則に配線された電線が絡みつき、昭和時代を思わせます。まるで、ここだけ時間が止まっているかのようです。
市場の商業形態の変化に伴い、現在、西市場は布地市場になっています。布地問屋にはバラエティー豊かな布地が並び、台南スタイルの流行をうかがわせます。また、市場には庶民グルメの店も点在しています。古跡にも指定されており、台南旅行の際はぜひ訪れたい市場です。
id
4777
open_time
入場無料
通年開放
address
700 臺南市中西区
geo
POINT (120.19826 22.99411)
district
lang
ja