王雞屎洋宅
王雞屎洋宅は美しいデザインの古い邸宅で、1937年の建築当時は、安平一の豪邸でした。家主の名が王雞屎さんだったため、この名前が付けられました。王雞屎さんは日本統治時代に日本塩業会社の運搬に従事し富を築きました。この洋館は住居用に建てられたもので、2階建ての建物は当時の安平では、もっとも高い建物でした。洋館のそばには変わった石の椅子が置かれています。これは、昔、台湾海峡を行き来した船の重しです。安平では、このような石がよく見られ、石段や踏み石などに用いられています。庭園に置かれているものもあり、歩き疲れたら、そこで一休みすることができます。なお、王雞屎洋宅は現在も王氏の後裔が居住しています。鑑賞の際は、迷惑にならないよう気をつけましょう。