無障礙設施

葫蘆埤生態レジャー公園

葫蘆埤は1770年に掘られた歴史ある灌漑貯水用池で、当時は「番子田埤」と呼ばれました。後に、その間に道路が作られ、紐を結んだヒョウタンのように見えることから「葫蘆埤」の名が付けられました。周辺では菱の実が栽培されていて、農夫が小船を漕ぐ様子が見られます。その景観は「菱香舟影」として、新南瀛八景にも数えられています。「水の妖精」と呼ばれるレンカクも豊かな生態の中で繁殖しています。高鉄(新幹線)に乗り台南に入ると見えてくる湖上の赤い吊り橋は、菱の実のように弧を描き、カエルの鳴き声がこだます田野の風景に溶け込んでいます。
赤い吊り橋をバックに舞うレンカクやシラサギ、一面に広がる菱田が田舎の風景をより味わい深くしています。カエルの鳴き声があちこちで聞こえるのは、豊かな生態系である証拠。湖に浮かぶ島からは360度のパノラマ景観が楽しめ、展望台では湖の広さを実感することができます。湖の周回歩道を歩けば、時間がゆったりと流れる田舎の旅が満喫できます。

天一中薬生活化園区

天一中薬生活化園区(天一中藥生活化園區)に入ると、清代の服を着た人が、真剣な面持ちで秤を持つ姿に、驚くかもしれません。まるで昔の薬屋にタイムスリップしたかのようですが、ここは映画スタジオではなく、中薬生活化園区の日常的な光景です。漢方薬店の撮影セットのほか、無料で利用できる清朝の宮廷の服が用意されていて、旅行者が自由に着て楽しめるようになっています。漢方文化の長い歴史をより深く体験でき、漢方を煎じる薬壷の煙や火まで、音や光の効果を用いて忠実に再現されています。

ガイドの説明はとてもわかりやすく、漢方の薬材名に別名をつけて、より親しみやすく紹介してくれるので、東洋医学の原理や薬膳の知識を得ることができます。また、生薬や植物を使ったポプリ袋のDIYコーナーもありますよ。

そのほか参観後には、レストランで漢方入りの茶葉蛋(煮込み卵)や酸梅湯を味わうことができます。遊びながら学べるだけでなく、美味しく楽しめるスポットです。

虹泰ハイドロゲル観光工場

虹泰ハイドロゲル観光工場(虹泰水凝膠世界)に一歩足を踏み入れると、色とりどりのゼリーのようなハイドロゲルのマスコットが目に入るでしょう。ハイドロゲルは医療や保健、美容医療などの分野で広く応用されており、観光工場では、正確な医学や保健の知識、ハイドロゲルの応用について知ることができます。 屋外にあるハイドロゲルマスコット庭園には、星座をモチーフにした可愛いマスコットが飾られていて、大人にもこどもにも人気のスポットになっています。工場はすべてのエリアが省エネとエコをコンセプトに造られています。負圧を利用した換気扇で建物の中と外の空気を入れ替え、排出した熱気を循環させて工場内の温度を調節するなど、グリーンビルディングの省エネ機能を発揮しています。

奇美食品幸福工場

台南空港の前にある奇美食品幸福工場(奇美食品幸福工廠)では、食品の製造過程を参観できるほか、レトロな商店街風の記念写真エリアもあります。ベーカリー体験もでき、子どもでもプロのようなおいしいお菓子を作ることができます。商品の展示販売コーナーやレストランもあり、お腹を満たせるだけでなく、素敵なお土産も見つかりますよ。
近年、観光工場は家族で楽しめるおでかけスポットの定番になっています。奇美食品幸福工場なら心地よい環境で、家族揃って楽しみながら学び、一日中遊ぶことができますよ。

台南家具産業博物館

台南家具産業博物館では、台湾の家具産業の歴史と発展が紹介されています。国内外の代表的な木材家具も数多くあり、展示と産業の紹介を通して、楽しみながら学ぶことができるようになっています。近年は文化クリエイティブ産業が盛んなことから、デザインを学ぶ大学や専門学校の学生が、実習や見学に訪れており、博物館に人材育成の機能ももたらしています。また、昔からの産業と現代の若者の発想を繋ぐ機会にもなっています。 木工体験エリアは一番人気があるエリアです。木工家具産業に興味がある見学者はみなここでトントンと手作り体験を楽しんでいます。こどもも参加できるので、小さい頃から興味を深めたり、美意識を養うことができます。 広々とした博物館エリアでは、展示や体験だけでなく、クリエイティブ家具が生産ラインで次々と作られていく様子を見ることができます。大人も子供も楽しめる内容盛りだくさんの博物館です。

奇美博物館

入り口の端にある広場には、壮大な阿波羅噴泉(アポロンの泉広場)があります。水堀にかかる橋の橋脚には勇猛な白い獅子の頭部を象った彫刻が施され、荘厳なオリンポス十二神も整然と並べられています。博物館正面入り口はドーム型の屋根が高々とそびえ、各面ごとに異なるギリシャ様式の列柱が醸す威厳は、数々の宝物を所蔵する宮殿の華やかさをより引き立てています。博物館の最高地点に安置されている彫刻は「榮耀天使」です。フランスの彫刻家ルイ・エルネスト・バリアスの作品を模倣して作られました。手に月桂冠と角笛を持った栄光の天使は、奇美博物館建築の頂上に永遠に佇み、この土地を守り、世の中の素晴らしいヒト、モノ、コトを称えています。 奇美博物館は2015年にオープンしました。建築主体のファサードは長さ150メートル、高さ42メートルで、13億元を投じて建てられました。奇美グループの許文龍氏が建造後、台南市に寄贈した大きなプレゼントです。開幕後は台湾各地や海外から旅行者が訪れるマストスポットになっています。 敷地面積9.5ヘクタールの博物館には、数多くの貴重な国際レベルの芸術品が所蔵されています。「3歳のこどもから90代のお爺さん、お婆さんまで、観て、聴いて、理解することができる音楽や芸術のある地元の博物館。敷居の高くない美学と文化の殿堂」という許文龍氏の願いを実現しています。

十鼓文創園区

十鼓文創園区は敷地面積が約5ヘクタールあり、日本統治時代に建てられた古い倉庫が16棟あります。2005年に打楽器パフォーマンス団体の「十鼓擊樂團」が経営を引き継ぎ、リニューアルしました。使われていないスペースの活用をコンセプトに、長年放置されていた百年近い歴史がある製糖工場に新しい息吹が吹き込まれました。再び輝きを取り戻した倉庫群に、十鼓ならではの台湾の打楽器音楽を融合させています。アジア初の打楽器音楽をテーマにした国際芸術村です。 十鼓文化村にある「夢糖工廠」は、夜になると名実ともに夢の工場になります。古い製糖工場がライトアップで美しく照らされ、巨大な歯車はパフォーマンスの舞台へと変身します。糖蜜を保存する巨大なタンクは憩いスペースとカフェになっています。そのほか園内には、5階の高さから滑り降りるスリル満点の滑り台や、高所から奇美博物館を見下ろせる天空歩道などがあります。また、近年は7階の高さから飛び降りるバンジージャンプも増設され、スリルを味わいたい旅行者が数多く訪れています。

台南左鎮化石園区(臺南左鎮化石園區)

"台南左鎮化石園区はかつての菜寮化石館、自然史教育館、光栄小学校を統合した全国で唯一の「館校合一(博物館と学校が融合した)」化石博物館です。科学考古学、教育振興、観光レジャー機能を組み合わせ、「化石のふるさと」が持つ他にはない自然と文化のつながりを体現した左鎮の重要な化石研究拠点となっています。

左鎮化石園区にはマンモス、ステゴドン、古代鹿、ワニ、貝類などの海洋・陸生生物の化石が収蔵されています。陸生脊椎動物の化石が大量に発掘されたことが大きな特色となっており、左鎮人の頭蓋骨片、中国サイ早坂氏亜種の復元骨格などのコレクションを有する台湾随一の化石の宝庫と言えます。左鎮化石園区は1つのテーマ館から始まり、現在では5つのテーマ館へと大きく発展を遂げました。

瓜瓜園サツマイモ生態故事館

「サツマイモは土の中で腐ろうとも、風に吹かれ、陽光を受け、根を伸ばす」 サツマイモ生態故事館(地瓜生態故事館)の通路を歩くと、サツマイモに関する台湾のことわざが、ずらりと並んでいます。サツマイモの形は台湾の地形にとてもよく似ています。 タケノコ、パイナップル、サツマイモは新化の三宝と言われ、参観経路の高所から見下ろす園内のサツマイモ畑は壮観です。 サツマイモ生態故事館では、サツマイモの生態や関連文化を紹介しています。一般的な品種のサツマイモ約20種類が、園内のプランターや苗圃に植えられており、サツマイモの生長過程や栄養成分、農薬検査について理解を深めることができます。また、ガラス窓越しにサツマイモの苗の栽培室を見学できます。

国立中興大学新化林場

虎頭埤の東側に位置する新化林場は、中興大学の実験林場です。市街地から近いため、交通の便が良く、台南の人々が気軽に自然に親しめる近場の行楽地になっています。 新化林場は面積90ヘクタール。マホガニー(桃花心木)を中心に、多種多様な木があります。歩道のどこを歩いても木陰があり、木々から放出されるフィトンチッドが感じられます。生い茂った緑と豊かな生態系のおかげで、昆虫類も多数生息しており、中でも人気が高いのは、毎年4月頃の夜に光を放ちながら飛ぶホタルです。台南で一番気軽にホタル観賞が楽しめるスポットです。