葫蘆埤生態レジャー公園
葫蘆埤は1770年に掘られた歴史ある灌漑貯水用池で、当時は「番子田埤」と呼ばれました。後に、その間に道路が作られ、紐を結んだヒョウタンのように見えることから「葫蘆埤」の名が付けられました。周辺では菱の実が栽培されていて、農夫が小船を漕ぐ様子が見られます。その景観は「菱香舟影」として、新南瀛八景にも数えられています。「水の妖精」と呼ばれるレンカクも豊かな生態の中で繁殖しています。高鉄(新幹線)に乗り台南に入ると見えてくる湖上の赤い吊り橋は、菱の実のように弧を描き、カエルの鳴き声がこだます田野の風景に溶け込んでいます。
赤い吊り橋をバックに舞うレンカクやシラサギ、一面に広がる菱田が田舎の風景をより味わい深くしています。カエルの鳴き声があちこちで聞こえるのは、豊かな生態系である証拠。湖に浮かぶ島からは360度のパノラマ景観が楽しめ、展望台では湖の広さを実感することができます。湖の周回歩道を歩けば、時間がゆったりと流れる田舎の旅が満喫できます。