地方展館

東門美術館(東門美術館)

東門美術館は誰もが頻繁に行き来する人気の莉莉フルーツストアに隣接する建物の1階にあります。1996年に設立された東門美術館は、近年台南芸術博覧会の会場の一つにもなっており、明るい展示ホールには国内外の絵画、彫刻、写真、ニューメディアアートといった有名アーティストの作品が常設展示され、台南現代アートの優れた展示スペースとなっています。

篤加集落文物展示館(篤加聚落文物展覽館)

篤加集落は邱家の発展に伴って形成された、現在のところ台湾で最も完全な状態で保存されている最大の単姓血縁集落です。篤加集落の祖先は中国大陸から台湾へと開拓移住し、世代を重ね、一族が生活とともにしてきましが、このような過程は、まさに初期の台南地域の開発と集落形成の縮図と言えます。

初期の篤加集落では虱目魚(サバヒー)の生産が盛んでした。現在はボラ(からすみ)の大規模養殖が行われ、養殖面積は250ヘクタールを超え、台湾全体のからすみ生産量のおよそ30%以上を占めています。
 
篤加集落文物展示館は2004年12月19日に設立された台南で初めての集落文物展示館です。地域の博物館としての理念に基づいて企画運営され、篤加集落文化の多様性を紹介しています。

台南山上花園水道博物館(臺南山上花園水道博物館)

緑の大地をバックに、キャンバスの上で子供たちの楽しそうな声が水しぶきとともに飛び交い、きらめく太陽の光、色とりどりの花が満開に咲き乱れています。庭園の奥へ入っていくと、灰黒色の屋根に赤レンガの建物が現れ、扉を開けると来客を迎えてくれます。カラフルで楽しい桃源郷を体験した後は、静かにまだらな水道の歴史の痕跡をひも解きましょう。

 

来客を迎える大地の芸術自然の楽園の姿で来客を迎えるのが台南山上花園水道博物館の大きな特徴で、芸術庭園、密林エリア、多肉植物、様々な可愛い生態の姿を庭園広場の各地で見ることができます。広場中央の八田池では、子供たちが完全武装して思い切り遊ぶ姿が見られます。さらに、いくつかのインスタレーションアートは漁光島から移転してきたもので、様々な顔を持つアート作品が多くの人の注目を集め、こぞって写真を撮影するスポットとなっています。
水道の歴史古跡を巡る

 

台湾ホロコースト和平紀念館(臺灣Holocaust和平紀念館)

高くそびえ立つ壮大な教会は仁徳区でも数少なく、そこに掲げられた台湾ホロコースト和平紀念館という文字は、多くの人々にとってあまり馴染みのないものでしょう。ですが、車路墘教会と言えばおそらく多くの人がここがどこなのかわかるでしょう。ロイ・チウ主演の映画「加油!男孩」は十鼓園区で撮影されたものですが、この車路墘教会でも撮影が行われました。台湾ホロコースト和平紀念館は教会の2階に位置し、台湾で唯一のユダヤ人文化財をテーマとした文化館です。ホロコーストとは第二次世界大戦において600万人以上ものユダヤ人が迫害され、死に追いやられた歴史的な出来事であり、後にユダヤ人の慰霊と世界平和の理念を広く知らしめるために、世界各地にホロコースト記念館が設立され、車路墘教会はその中の1つとなります。1階から2階の展示スペースへと続く階段には、ヨーロッパの小さな町の穏やかな生活からヒトラーの台頭までの時代のうねり、ユダヤ人迫害の様子、古い写真やさまざまな実物コレクションが展示されており、台湾では非常にまれな足を運ぶ価値のある歴史文化館となっています。

新化公会堂青少年図書館 (旧新化群公会堂)(新化公會堂青少年圖書館(原新化郡公會堂))

1937年に建設された旧新化群公会堂は、日本統治時代には新化地区の人々のための公共集会所でした。2008年に歴史的建造物に指定され、2018年には台南市政府によって青少年図書館への改修が行われました。台南市で初めての歴史的建造物内に設けられた図書館で、木造構造を保存し、青少年のための読書スペース主とし、青少年向けの科学全般、文学、芸術、自己啓発などの図書を収蔵しています。

台南市政府消防局防災教育館(臺南市政府消防局防災教育館)

教育館は子供たちに適した場所で、多くの社会見学で子供たちがここを訪れます。いかめしい名前で、古い消防設備の展示や遊びながら学べる施設があり、身近で簡単な方法を使って防災の手順と重要性を理解することができます。

館内に足を踏み入れると可愛らしい消防車が目に入ります。正面にあるスクリーンでは消防車を運転して現場へと向かうインタラクティブなゲームを楽しむことができ、子供たちは防災ヒーローに夢中になるだけではなく、消防士の苦労も体験することができます。館内には煙や地震を体験できる施設があり、災害発生時の対応方法を学ぶことができます。さまざまな災害ビデオは家屋や消防車の模型を実際に使用することでより印象深いものとなり、子供たちの心をとらえ、学習に集中させることができます。見学後は子供達にプレゼントがあり、多くの親子が防災教育観を訪れる理由の一つになっています。

帰仁美学館(歸仁美學館)

"帰仁ロータリーを訪れると、優雅な黄色い建物に目を奪われます。1934年に完成した帰仁美学館は、日本統治時代は帰仁荘役場でした。後に台南警察局帰仁分局が使用し、帰仁分局の移転後はしばらくの間使われていませんでしたが、新たに帰仁美学館として生まれ変わりました。展示や図書館のほかにヨガ、音楽などに使用できる教室があり、厳粛な警察から美しいスローライフを楽しむ都市のレジャー施設へと変身を遂げました。

警察内にあった留置所は、建物の歴史的痕跡の保存に加え、教育的意義からもそのまま残されています。留置所の中に入って中の様子を体験するために多くの人々が列をなし、美学館で最も人気のあるコーナーとなっています。"

台江文化センター(台江文化中心)

"台江文化センターは「大型ホール、図書館、コミュニティカレッジ」が融合した全国で初めての文化センターであり、地元の教育文化界メンバーやコミュニティ、寺院のリーダーなどの市民の参加によるボトムアップで生まれた全国で初めての文化公共施設です。

中心となる建物は2棟からなり、それぞれ劇場棟、教室棟に分かれています。劇場棟は地上4階、地下1階となっており、400~600人が収容可能なプロレベルの多目的劇場に加え、劇場ホール、展示スペース、リハーサル室、屋外ステージがあります。教室棟は地上3階、地下1階となっており、2つの一般教室、4つの特別教室、NGO交流室、事務管理スペース、カフェスペースなどがあります。図書館は地下にあり、視聴覚エリア、図書エリア、事務管理スペースが設けられています。緑あふれる環境、教育振興、芸術文化の公演、展示機能を兼ね備えた数少ない多目的文化センターです。"

国立台湾史前文化博物館南科考古館(國立臺灣史前文化博物館南科考古館)

"1995年よりこの場所で5000年の古代文明の発掘が開始されました。行政院国家科学委員会から委託された中央研究院、国立台湾史前文化博物館により調査、発掘が行われ、これまでに58か所以上の遺跡が発見されました。発掘された先史時代の文化で最も古いものは約5,000前、最も新しいものは約300年前のものとなります。これは、現在台湾における最高の遺跡密度であり、完全かつ最大の発掘面積を有しています。開発が進む中、発掘により救いだされたその成果を保存、研究、展示するために、各方面の尽力により、敷地面積約2.42ヘクタール、床面積19000平方メートルの南科考古館の建設が計画されました。

台南市美術館2館(台南市美術館2館)

建築家石昭永氏とプリツカー賞を受賞した坂茂建築設計事務所との共同設計により建設されました。ホウオウボクの花をモチーフにした五角形の建物により、台南美術館は台南の文化を象徴するランドマークとなりました。複雑に積み重ねられた展示スペースとフラクタル構造の屋根が台南美術館2館の特徴ある外観を構成しています。