自然景觀

梅嶺神秘気場キャンプエリア

台南の梅嶺神秘気場キャンプエリアは、交通部観光局西拉雅国家風景区管理処の管轄地に属しています。このキャンプエリアは海抜約400メートルの場所に位置し、美しい風景、過ごしやすい気候、交通も便利で、付近には玉井老街、亀丹温泉、江家古厝、玄空法寺、曾文ダム、万仏寺、梅嶺風景区遊歩道などの有名な風景区があります。団体キャンプの広い芝生はキャンプカーを駐車でき、敷地が広いため駐車しやすく、トイレや入浴設備も完備されています。

 

またキャンプエリア内には不思議なパワースポットがあります。その原因は不明ですが、パワースポットの中心に立つと、話した音がはっきり広がる現象、体がいつの間にか揺れ、わずかに熱を発するといった現象も見られます。ぜひ実際に体験してみましょう。そのほか、ここは四季のそれぞれに風情と特色があり、冬は梅、春はホタル、夏は果物狩り、秋は爽やかな空気を体験できます。ぜひ皆さん体験してみてください。

六甲水流東(六甲水流東)

水流東は六甲区王爺里内にある小さな集落です。台南の渓流の多くが東から西へ流れていますが、水流東は西から東へ流れる非常に珍しい土地であることからこの名前となりました。小さな山村は、山林を涼しげな水が流れる、爽やかな隠れた観光スポットとなっています。1968年、この土地のいたるところで貝類の化石が発見され、その化石のほとんどがホタテでした。このエリアは非常に広範囲に及び、この地域の環境は、台湾が海中から隆起してきたことを示す地球科学の教科書だと言えます。

牛稠扇貝化石(牛稠內扇貝化石)

左鎮集落の牛稠内付近の地質は崎頂層に属し、主な岩石は砂岩、頁岩、泥岩の互層です。崎頂層の下段は主に泥岩で、中段は泥岩に挟まれた数層の厚い砂岩、上段は主に砂岩と頁岩の互層となっています。この付近一帯の地層ではホタテや牡蠣が多く見つかっています。

牛稠內付近には多くの半面山があり、一方は斜面(西向きに傾斜)、もう一方は垂直に切り立った崖(斜面の東側)となっています。泥岩と砂岩が交互に堆積して悪地形が発達し、地層の多くが西に傾斜しています。そのため蛇行する場所では多くの半面山が形成され、特殊な地形景観が生み出されています。

枕頭山(枕頭山)

白河や付近の沖積平野から関子嶺の方向を眺めると、はるか遠くに枕に似た形の枕頭山を目にすることができます。採掘と雨により、崖には遠くからでもはっきりと見ることのできる3本の大きな浸食の跡があり、三龍と呼ばれています。この山は石灰岩から成り、もともとは泥質砂岩で挟まれたレンズ状石灰岩で、上向きの一端(尖滅端)の大部分が採掘により切り取られ、周囲の泥質砂岩上に突き出した石灰岩体で、枕のような形をしていることから枕頭山と呼ばれています。この石灰岩は生物起源の石灰岩で、珊瑚や貝類などの生物の化石が含まれています。

七股塩田湿地(七股鹽田濕地)

湿地は、北は将軍漁港南側、東は七股塩場新塩灘第一工区西側堤防から南、南は七股潟湖南堤を境界とし、西側海域の等深線6メートルの地点までの総面積は2,997ヘクタールとなっています。

七股潟湖と東側の塩田を含む総面積 1,976 ヘクタールの台湾で最も面積の大きい塩田です。日本統治時代に開発され、2002年、七股塩田は操業を停止しました。1993年、浜南工業区開発案として潟湖と塩田を製油所、製鉄所に使用することが求められました。これに対して100を超える保護グループが連携し、貴重な湿地とクロツラヘラサギを救うための環境保護活動が開始されました。その後13年を経て、内政部区域計画委員会による審査が行われ、「手順を満たしていない」ことを理由に全ての開発案が経済部に差し戻され、開発案は一時的に保留されることとなりました。

エリア内には豊富な生態資源があり、絶滅危惧種であるクロツラヘラサギ、コウノトリ、ハヤブサ、希少種であるヨーロッパチュウヒ、ミサゴ、チョウゲンボウ、コアジサシ、ズグロカモメ、保護を必要とする種であるツバメチドリ、アカモズが見られます。シロチドリとセイタカシギ( この湿地で繁殖 ) やクロツラヘラサギなどの渡り鳥が越冬するのに必要な食べ物を提供するため、エリア内の鳥、魚、エビなどの生物の十分な供給計画も必要とされています。

塩水渓口湿地(鹽水溪口濕地)

この湿地は塩水渓が海に流れ込む位置にあります。北は四草湿地A2エリアに隣接した塩水渓の北堤から、南は安平堤防、東は省道台17線と大港観海橋を境界とし、西側海域の等深線6メートルの地点までの総面積は635ヘクタールとなっています。 ここ数年、台湾西南沿岸部地域でチュウサギの繁殖、新しいグループの発生が見られるようになりました。台南市塩水渓口の紅樹林区でもダイサギ、チュウサギの巣作りが確認されています。このほか、台湾博物館学刊第 58  号では、この渓口でタイワンハナビラガイの二枚貝の新種が採集されたことが報告されています。 エリア内には豊富な生態資源があり、絶滅危惧種であるコウノトリ、クロツラヘラサギ、希少種であるヨーロッパチュウヒ、ミサゴ、チョウゲンボウ、コアジサシ、ガビチョウ、保護を必要とする種であるアカモズ、エダウチヤガラが見られます。

四草野生動物保護区(四草野生動物保護區)

台南市政府は台南科技工業区周辺の515.1ヘクタールの土地を「四草野生動物保護区」とし、台南固有の生態環境の保存と種の保全に使用することを決定しました。東エリア北側の繁殖地区面積は 50  ヘクタール、東エリア南側の塩水渓河口北岸地区の面積は  335.1  ヘクタール、西エリアの鹿耳門渓河口西岸地区の面積は  130  ヘクタールとなっています。 毎年多くの渡り鳥が越冬や南へ向かう中継地点として捕食のためにここを訪れます。アジアからオーストラリアへ向かう渡り鳥の重要な生息地となっており、毎年5月から6月にかけてセイタカシギはここで繁殖活動を行う、台湾で最大のセイタカシギの繁殖地となっています。

曽文渓口湿地(曾文溪口濕地)

国際的な湿地で、曽文渓が海に流れ込む位置にあります。北は頂頭額砂洲の国聖灯台(七股灯台)、南堤堤防、七股海埔堤防、南は曽文渓南岸の青草崙堤防、東は省道台17線(国姓大橋)を境界とし、西側海域の等深線6メートルの地点までの総面積は3,218ヘクタールとなっています。

曽文渓は阿里山脈に源を発し、主な支流には後堀渓、菜寮渓、官田渓があり、流域面積は1,176平方メートル、幹川流路延長は約138キロメートルとなっています。台湾西南部の曽文渓口に位置し、上流から栄養豊富な塩が運ばれてくるため、さまざまな生物群集の生息地となっています。毎年10月になると、クロツラヘラサギが韓国などから越冬にやってきます。

紅樹林バードウォッチングエリア(紅樹林賞鳥區)

台南市の海沿いの河川には大量の土砂堆積物が運ばれてくることからマングローブの生育に最適な環境となっています。この地域でヒルギダマシという樹種が主で、マングローブ林には魚、エビ、貝類の豊かな生態系があることからシラサギ、ゴイサギなどが多く集まり、毎年冬になると、クロツラヘラサギもここを訪れます。
 
クロツラヘラサギは総個体数は3000羽以下の世界的絶滅危惧種です。現在、台江地区は世界最大のクロツラヘラサギの越冬地で、近年における冬季の最大個体数は1000羽以上となっています。春に北に帰る前に、食べ物を探し求めて道沿いの水位が下がった使われていない養魚場に現れることがあります。夜行性で、昼間は他者からの干渉を受けにくい広々とした海岸の浅瀬や養魚池で集団で休息をとります。飛行中は首がまっすぐに伸び、その優雅な姿から「黒面のダンサー」と呼ばれています。捕食の際には小さなグループを数多く形成し、わずかに開いたくちばしを水中に差し入れ、左右に動かしてエサとなる小魚やエビなどを探します。