自然景觀

龍船窩(龍船窩)

龍船窩は龍船山中腹にある平坦な地域です。龍船山は海抜約351メートルで、龍船山の山頂の窪地が龍船(ドラゴンボート)に似ていることから龍船窩の名が付きました。静かな田舎の村で現在ここで生活しているのはわずか30世帯となっています。標高が高く見晴らしがよいため、多くの観光客が登山に訪れるとともに、流星群が見られる人気スポットでもあります。また、ここは二寮以外の低海抜での絶好の日の出鑑賞ポイントとなっています。
近くの静かな村にある紫竹寺の前には信徒の寄付で建造された大型船「龍船号」があります。内部には旧式電話、蓑、唐箕、せいろなどの昔の道具が展示されています。その他に清朝時代の県界碑、羅漢内門碑があり、月日の流れとともに刻まれた文字を読み取ることはできなくなりましたが、そこから歴史を垣間見ることができます。寺の後ろにある樹齢100年のソテツ、レンガ造りの家屋で日に照らされた竜眼の庭、門に薪が積み上げられた民家が古き良き時代の農村を彷彿とさせます。隣接する「五間登山道」は五間地区を通る市道182号で、登山者やサイクリストが頻繁に訪れる登山道です。道沿いの景色は美しく、体力に自信のある旅行者の散策に適しています。

蘆竹溝漁港(蘆竹溝漁港)

蘆竹溝漁港は北門区の隠れた観光スポットで、将軍渓を臨み、青山港と新北港の2つの砂洲に面しています。港の内海は澄んだ海水と穏やかな波で新鮮な牡蠣の産地となっています。整然と並んだ牡蠣棚が静かな水面に映り、海岸に高く積まれた白い牡蠣殻はまるで白い塩の浜辺のようで、目を凝らして見ないとその中で生息する白鷺を見つけるのが難しいほどです。小さな筏が牡蠣棚でいっぱいの水上を忙しく行き来し、空にはいくばくかの白い雲が流れ、この海辺の町では時間がゆっくりと過ぎていきます。

石斛蘭(デンドロビウム)の滝(石斛蘭瀑布)

白河区の洪氏渓洲集落にある滝のようなデンドロビウムは、台塩を退職した地元住民、呉如成さんによって植えられたものです。自宅の古い竜眼の木に植えつけられたデンドロビウムは、多くの株が一緒に植えられているため、4月のデンドロビウムのシーズンを迎えると一斉に開花し、満開の花々が滝のようにしだれる様子は壮観です。

青鯤鯓扇形塩田(青鯤鯓扇形鹽田)

1977年に台塩によって青鯤鯓砂洲と内海を埋め立てて作られた、台湾で最も新しい塩田です。これまでの伝統を打破し、海へ向かって放射状に広がる扇形の形状で、扇の骨となる部分は給水溝、排水溝、鹹水溝、道路となっており、それにより分割された区画が塩田となります。塩を集める結晶池は宿舎近くに位置し、作業もしやすくなっています。七股塩場の閉業により台湾塩業の天日製塩も終わりを迎えました。扇形の塩田は次第に荒廃していきましたが、近年の空撮人気により、扇形塩田の美しさが再び人々の目に触れることとなりました。

林鳳営落羽松(林鳳營落羽松)

落羽松の秋冬の紅葉によるロマンチックな光景が、近年ネットユーザーの間で話題になっています。六甲林鳳菁埔埤周辺には1000本もの落羽松からなる森林があり、台南の季節限定のロマンチックな光景となっています。六甲落羽松林は省道台1線沿いにあります。静かな菁埔埤が落羽松により美しくロマンあふれる様子となり、水辺を取り囲む遊歩道に沿って整然と並んだ落羽松は、どこまでも続いていくように思われます。油菜の花畑が菁埔埤の景色に彩りを添え、特に湖面に映る落羽松や、林から差し込む朝日、早朝の霧にかすむ林はまるで異国の地にいるような非常に魅力的な光景です。

安平遊憩碼頭(安平遊憩碼頭)

安平はさまざまな古跡建築に加え、マリーナシティとしての美しさをクルーズで楽しむこともでき、安億橋から遊憩碼頭までを遊覧船で巡ることができます。遊覧船は往復1時間のコースとなっており、ガイドによる勇壮な徳陽艦、台湾成功号、一般的な漁船、豪華な100万台湾元クラスのクルーザーといったさまざまな船舶についての紹介を聞くことができるほか、林黙娘公園、近年人気の夕遊出張所、海景橋、漁光橋といった観光スポットを遊覧船から目にすることができ、安平港の魅力的な景観を存分にお楽しみいただけます。

木架山大草原(木架山大草原)

南部の陽名山擎天崗は新化木架山と呼ばれ、未だ開発の手のおよんでいない荒涼とした秘境です。ある角度から見た景色がWindows内蔵のデスクトップ背景の草原と非常に似ていることから、インターネットによって台南の秘境が広まりました。木架山大草原は遠くわかりにくい場所にあり、普段は国軍の射撃訓練場となっているため、休日に訪れることをお勧めします。ススキが生い茂り、夏には緑一面の大草原となり、冬には枯れ落ちた褐色となります。荒涼とした雰囲気は秋冬の物悲しい美しさを感じさせ、風に舞うススキの美しい景色は多くのカメラ愛好家の撮影意欲をかきたてる場所となっています。

漁光島(漁光島)

「漁火点点、半月沈江」と表現される、世間から取り残された三日月湾
漁光島の旧称は三鯤鯓で、人の往来の多い安平区とたった1本の漁光大橋で結ばれています。この辺りでは昔、漁船が魚をおびき寄せるために、夜間に明かりを灯して漁を行っていました。島から遠くを望むと、真っ暗な海上一面に煌々と灯る漁船の明かりが見えたことから、「漁光島」と名付けられました。漁光島を表現する「漁火点点、半月沈江」(漁火が灯る台江内海の半月湾)という美しい言葉も伝えられています。ビーチをのんびり散策するもよし、裸足で波と戯れるもよしの場所で、吹き寄せる潮風と、足元に打ち寄せる冷たい海水を肌で感じてみてください。

德元埤オランダ村

芝生の上にそびえ立つのは、オランダから持ち込んだ赤い大きな風車です。前方には、大きなオランダ製の木靴も置かれています。これらはオランダ村の一番のトレードマークです。オランダ村に入ると、白い柵が芝生の中に続いていて、遠くにキラキラとした池が見えます。まさに、オランダを思わせる風景です。園内にはゴッホの吊り橋(梵谷吊橋)もあり、ゴッホの絵のような趣が感じられます。

近年、キャンプの人気が高まっており、美しい景観が楽しめるオランダ村のキャンプ場は、いつもキャンプ客でいっぱいです。キャンプ場がある林にテントの灯りが点々と灯り、バーベキューの香りが漂っています。

毎年開催される親水イベントもオランダ村の見どころの一つです。コーチの指導のもと、ウォーミングアップをし、船を漕ぐ姿勢に慣れたら、カヌーに乗って水の中へ漕ぎ出しましょう。

西口小瑞士

川の水が渦を巻く「天井漩渦」と呼ばれる特殊な景観は、烏山頭ダム(烏山頭水庫)上流の烏山嶺トンネル西側の放水口にあります。西口渓谷は静かな景観地で、昔から「小スイス」(小瑞士)と称されています。

渦巻きは、実は八田與一によって作り出されたものです。日本統治時代、嘉南大圳の建設時に、烏山頭ダムの水源不足に備え、烏山嶺山腹に約4キロにわたる導水用水路が造られました。東口の曾文渓の水を西口に引き込みダムに注水する水路です。落差が大きいため、渓水が円形の穴に高速回転して落ち、有名な「天井漩渦」の景観を作り出しています。将来的には穴を5メートル高くする予定で、「天井漩渦」は見られなくなります。