北極殿は主神に北極玄天上帝を祀っています。府城の小高い丘に位置する鷲嶺にあります。五行説において北方玄武は黒に属するため、ほかの廟とは異なり、黒が主体になっているのが北極殿の大きな特色です。廟内には、台南市最古の扁額があります。1669年明朝末期に寧靖王と称された朱術桂によるもので「威顯赫奕」と書かれています。また、廟内にある古鐘は1837年(道光17年)に、府城の商人、吳尚新(吳園の創建者)が中国の蘇州に赴いて作らせ、廟に贈ったものです。歴史ある北極殿にあるものはどれも貴重な宝と言えるでしょう。廟のそばの路地は、古地図では柴屐巷(下駄通り)と記され、かつては下駄作りの店が軒を並べていた場所です。現在、当時の面影を見ることはできませんが、当時賑わった府城の主要な通りの様子を窺い知ることができます。
id
4807
open_time
8:00~20:00
入場無料、通年開放
入場無料、通年開放
address
700 臺南市中西区
geo
POINT (120.20472 22.99441)
district
lang
ja