蔴荳古港文化園区(蔴荳古港文化園區)
蔴荳古港文化園区(蔴荳古港文化園區)は麻豆でもっとも有名な伝説の場所です。水崛頭は伝説の中で龍穴(風水上、繁栄するとされる土地)とされ、天子が現れる場所と語り継がれてきました。地元の人々もこれを信じて疑いません。また、歴史の上では、ここは倒風內海の港でした。水堀頭は倒風內海の3つの川が合流する地にあり、船が直接福建へ渡ることができました。水堀頭港は砂糖の輸出港で、当時先住民の平埔族が居住していた麻豆社にはタイワンジカ(梅花鹿)が生息していたため、鹿皮も大量に輸出されました。商船が貨物を卸す水堀頭の河岸一帯はとてもにぎわい、麻豆は発展していきました。当時付近には、平埔族のほか、主に漢人が暮らした麻豆街がありました。台湾に渡ったばかり漢人は、ほとんどが港付近に居住し、街を形成していましたが、やがて水路が塞がれ、海岸線が西へ後退し、現在は埠頭の一部が残るだけになっています。古水道の遺跡やここで発見された古い船釘が、商船の往来で栄えた昔日の港の情景を思い起こさせます。より詳しい麻豆の歴史を知りたくなったら、すぐそばにある傾いた外観の倒風內海故事館に立ち寄ってみてください。